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学校の怪談4のののレビュー・感想・評価

学校の怪談4(1999年製作の映画)
3.8
主人公の兄妹が夏休みに海辺の町へやってくる。その町には「嵐の日には、海から死んだ人の霊が戻って来る」という怪談話が語り継がれ、台風の翌日から町の子供たちが次々と消えていく。そんな中、「古い木造校舎でかくれんぼをさせられる」という夢を見た兄も姿を消えてしまう……ジュブナイル・ホラーの4作目。

今までの愉快な妖怪たちが一切登場せず、海辺の町が恐怖に包まれていくジメジメとした雰囲気が絶妙に怖い。
全編通してだと歴代シリーズで最も怖く、ちゃんとしっかりJホラーである。
澄み渡った夏空の開放感とは裏腹に防潮扉のある町の閉鎖感が不気味に写る。
海に沈んだ木造校舎もとても雰囲気がある。

そんな中でも主人公の少女と文房具屋さんと呼ばれるおじさんとのやり取りがほっこりする。
アイスのご馳走のくだりも洒落ていて好き。
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