アニメ、コメディ、サスペンス
ある国の国営カジノから五十億の札束をまんまと盗み出したルパンと次元だが、実はそれはゴート札と呼ばれる偽札だった。その偽札が発行されたカリオストロ公国を、次のターゲットに決める。
ルパン達が公国の自然を楽しんでいると、ウエディング姿の少女が武装した男達に追われている現場に遭遇する。
言わずもがな、宮崎駿監督の劇場監督デビュー作品。
次元のマグナムや五右衛門の斬鉄剣も光るも不二子ちゃんの露出は若干控えめな今作。
時計塔のシーンは宮崎駿さながら、ねじやぜんまい等複雑に入り組んでいる様子を緻密に描きつつ、逃げるルパンと影たちをコミカルに動かしている。
クラリスを助けたい一心で何も盗まずカリオストロ公国を後にするルパン一行、と思いきやそこで銭形警部が放ったセリフ、
「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」
この名言を聞くために毎回この映画を見てる気がする。
