映画の中身よりとんでもない家族の記憶が強烈でした。
観客はあたしとその家族4人のみ。
野球帽のオヤジ(推定68歳)、
出っ歯のおくさん 、
小太りの息子とその嫁 。
劇場に響く家族の会話
「へぇ~!」とか 、
「あんた こんなんだったら日本でもいいよね」とか、
「そういやぁ ○○さんとこも同じ病気だってね」とか 、
「こりゃぁ ひどい」とか 、
「そんなうまい話があるのかね?」とか 、「この人はだいぶ痩せたよね?」とか 、「こーいうのはオレは見ちゃいられない」とか
お茶の間と化した映画館。
初めは怒りで震えてるほどだったが
途中からどうでも良くなってきた。
こいつらの家でTVを観ている気にさえなってきた(笑)
と、いうわけでSicko(シッコ)撃沈!
病人、精神障害者、倒錯者、変質者、狂人、 変人、感染者みたいな意味らしいが
このきっつい家族に捧げたい。
今はもうない静岡ピカデリー2にて。
2007.9/2 (69)通算1021本