◆あらすじ◆
屈指の凶悪犯のリディックは賞金稼ぎから自分の首に懸賞金を賭けた人物が旧知のイマムだったため、イマムのいるヘリオン第一惑星に訪れる。リディックはイマムから邪悪な軍団・ネクロモンガーの侵略からヘリオン星系を守るために戦って欲しいと伝えられる。
◆感想◆
前作「ピッチブラック」の続編となりますが、本作のみでも充分に楽しめると思います。
宇宙侵略をするネクロモンガーの軍団とリディックの戦いを描いた作品になっており、多くの登場人物や複雑なSF設定があるものの、最終的にリディックがほぼ単騎で戦い続ける展開なので、細かい部分は分からなくても問題ないと思います。
リディック（ヴィン・ディーゼル）は超人的な身体能力を持ち、拘束されてもすぐに打ち破る強さを持っています。設定では凶悪犯ということなのですが、本作では一切、悪事を働いていないのでピンと来ません。前作で一緒にいた少女キーラの身を案じるところがあり、この辺も悪になり切れていない感じがします。
対する敵・ネクロモンガーのリーダーのロード・マーシャル（コルム・フィオール）は高速移動や相手の魂を抜き取る技を持った超人です。この人物が異常なほど圧倒的な強さを持っており、見た目は普通の人である分、その強さがより目立っていました。
見どころはリディックの行動だと思います（全部ですね）。とにかく本作ではリディックが出続けてくれているので、観ていて退屈しないですし、彼のキャラクターがよく分かるようになっていました。アクションシーンも迫力があって、ヴィン・ディーゼルの良さが出ていたと思います。
とにかくヴィン・ディーゼルを楽しみたい人にお勧めだと思います。普通に面白かったと思います。
◆備考◆
前作でリディックとともに星を脱出したイマムとジャック（本作では「キーラ」と名を変える）が本作に登場していることが、前作とのつながりになっています。
鑑賞日：2023年8月30日
鑑賞方法：CS ムービープラス
