ポケ文太郎

荒野の女たちのポケ文太郎のレビュー・感想・評価

荒野の女たち(1965年製作の映画)
4.0
1966年 アメリカ🇺🇸
ジョン・フォード監督最後の作品

原題“7 Women(七人の女性)”ですが『荒野の七人』とは関係ありません

1935年中国とモンゴルの国境地帯、そこで暮らすアメリカ人伝道師達の悲劇描いた本作はメインキャスト殆ど女性

この弱っちぃキリスト教団体のもとに医師として派遣されてきたのがアン・バンクロフト
酒は飲むしタバコぷかぷか、ショートヘアが格好いい
本作には原作小説があるようですが、この時代には珍しい進歩的な女性像が描かれています

ストーリーの方はかなり胸糞
サラッと描いた印象ですがその内容はかなり暴力的で残酷

この団体のリーダー的存在の女性は最後まで大騒ぎするだけの役立たずで、女医の決断が彼女達を救うことになるのですが…
ハッピーエンドとはいえない終わり方です

宗教なんてなんの助けにもならない?
男は野蛮?役立たず?
そんな印象を残す作品でした
そしてこれが男臭い作品のイメージが強かった監督の最後の作品とはなんとも意外でした
ポケ文太郎

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