2014/1/31鑑賞(鑑賞メーターより転載)
私が高校生の頃を含め首相の座に何度かついたイタリアの政治家アンドレオッティの、マフィアとの関係など噂の絶えなかった裏側の黒い部分をえげつなく描いた映画。しかめっ面のアンドレオッティが度々画面に映るその間に、何というか気持ち良いくらいに政敵や対立者が次々とこの世から忽然と消えていくという、へたなマフィアものよりもずっと怖い世界観。イタリアってしょっちゅう首相が代わる政治が弱い国程度の認識しかなかったが、これを観るとその原因がよく判るしイタリアには怖くてとても住めないなと思ってしまう(笑)。
