だいすけ

美味しんぼのだいすけのレビュー・感想・評価

美味しんぼ(1996年製作の映画)
2.5
視聴する際はまず、(難しい事ですが、)原作のイメージから切り離しましょう。そうしますと、映画としての「美味しんぼ」が楽しめます。これは一周回って、一流の映画。この手のモノにありがちな、大袈裟な表現がないんですね。スタッフもキャストも、すごく真面目に考えているのが分かります。俳優さんたち、各々料理してますが、たとえアップの手元がダブルだとしても、それを感じさせないくらいのスマートな演技演出にうなりました。公開当時、料理雑誌『dancyu』のインタビューで三國連太郎さんが、「北大路魯山人をやらせてくれる、というのでお受けした。」と言っておられましたが、確かにこの海原雄山は、マンガと全然違う。故の、映画「美味しんぼ」。ただし、大きな、非常に大きなマイナスポイントとして、音楽が全然合ってない!エンディング曲なんて最悪のマッチング。(曲自体に罪はない。)それだけで最初見るのやめようかと思ったよ。
だいすけ

だいすけ