懐かしくて観たけど、これは始めて観たわ。観たのはドラマの方で、確か唐沢、後に松岡が士郎役だったなあ。漫画は面白かったが長くて流石に飽きて途中でやめ、テレビアニメは結構観てたかな。そして実写版ドラマも割と面白かったけど‥。この映画版、そういえば本物親子が主演で実際に原作同様に親子の確執がある、ということで話題になっていたっけ。その親子、士郎に佐藤浩市、海原雄山は三國連太郎。4回結婚、恋愛多数の三國にとって浩市は3度目の妻との子で歳の差も40歳近い。なので映画でもどうしても親子とは見えない。それに三國の指名で浩市が士郎役になったという何だかなあと思うコネキャスティング。でも実際にふたを開けてみると、浩市は若く見えるせいか漫画の士郎に近く演技も良かった。むしろ三國の方が、原作の雄山のがっしりした頑強な身体に超意地悪いタイプとは違い、好々爺みたいな弱々しい穏やかなお爺ちゃんだ。まあ漫画からチョイと離れて別物と思って観ればそれなりに良いのかも？
究極VS至高の料理対決がいつも面白いこの漫画、映画では肝心な料理対決がそれほど面白くなく、平々凡々な感じで残念。むしろ親子の関係の方に力を入れ、実の親子で話題にしようという魂胆が見え見えの中尾ミエ！そうは言ってもグルメ映画は好きなんで観てしまうが、ラストの煮豆がチョイとねえ。そこからのラストシーンはえぇ？となり、その火の向こうにクレジットが流れ何やら古臭い曲が（アルフィーだって。ごめんよ）一気に作品をB級に落とし込んだよ。
他の出演者が豪華で懐かしくいい！竜雷太、財津一郎、清川虹子、芦田伸介など。
そして何と言っても、樹木希林と田中邦衛！顔が出ただけでニンマリしちゃう個性的な脇役は、この頃からやっぱり良かった！
※おやつはコストコ購入のマフィン。アールグレーのマフィンにアールグレーのミルクティーを合わせて、ダブルアールだぃ！
※夕飯はコストコ購入の刺身用サーモン。ノルウェーから生のまま空輸された貴重なサーモンらしい。家族に好評。私は生のサーモンは食べないけど。マグロとアジの刺身も盛り合わせ。いんげんと人参とチーズを鶏肉で巻き巻きして焼き、味はてりやき風に。白菜の柚子入り即席漬け。なめこ汁。
