囚人13号

真紅の文字の囚人13号のレビュー・感想・評価

真紅の文字(1926年製作の映画)
4.0
泣。無垢な乙女が母となってしまう話は『東への道』らしいが、シェストレムはグリフィスより容赦ないというか更に文学的。
焦点が合ってないような弱々しさで虚空を見つめるリリアン・ギッシュの大きな瞳がラストで天国を眼差す視線へ変わると、彼女を侮蔑の目で睨んできた人々もつられて帽子を脱ぐという極めてグリフィス的なアクションで呼応する。
囚人13号

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