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パーフェクトブルーのpucapuccaのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.3
一番好きなアニメ映画。暗くて陰湿でリアリティがあって、でも実写では難しい演出でアニメらしさも忘れさせない作り手の手腕が光ります。
今敏監督の映画は四作品、全てオリジナルで個性的。残念ながら2010年に故人となられたため、もう新作は見られません。

今作は今敏監督アニメ映画の第一作目!冒頭は「実写でやれ」と思うほど現実的描写が多いですが、次第にその現実が非現実なのかもというカオスにのみ込まれて行きます。
アニメ映画でここまで怖いと思ったのは初めてです。そしてこんなテーマの作品でありながら、ラストは爽快感があります。
アニメ映画という括りに治まらない、純粋に映画として楽しめる作品になってます。
普段アニメを敬遠してる方でも、ぜひ1度鑑賞していただきたいです!
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