松井の天井直撃ホームラン

この若さある限りの松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

この若さある限り(1961年製作の映画)
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↓のレビューは。今はもうなくなってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。

☆☆☆

教師と教え子、禁断のドラマ。尤も時代が時代だけに、それほどドロドロとした物語では無い。

観る前は、てっきり主演が後の『愛と死をみつめて』で、お互いに大ブレイクする吉永小百合と浜田光夫のコンビの作品だと思っていたら…。
実際の主演コンビは、浜田光夫演じる男子高校生と、彼が憧れる女教師役吉行和子との戸惑いがメインの内容だった。
吉永小百合は、浜田光夫を一方的に好きな女子高生役。

(当時は)キツネ顔の吉永小百合に対して、タヌキ顔の吉行和子。この頃の吉行和子はとても魅力的。いや!今が…とは言ってませんけどね(汗)
これなら浜田光夫が憧れるのも、むべなるかな。
1生徒としてでは無く、1人の男として見て欲しいと迫る。
何とか傷付け無い様にしようとする吉行先生。内藤武敏演じる婚約者が居る為に苦悩する。
しかし、2人の間柄自体が元教師と生徒だっただけに…。

何かと先生のところに押し掛ける浜田光夫。
会う度に「良いだろ!」と迫る内藤武敏。
全く男って輩は、大人も子供も関係無し(苦笑)
散々押し掛けては、遂に旅行先まで押し掛ける。最早最強のストーカーだ(笑)

さあ!どうする吉行先生?
映画は後半急に心理サスペンス風の演出になる。
なるが…最後は吉永小百合とも和解して、いつの間にやら問題解決。強引に目出度し目出度し。

他愛も無い内容でしたが、後味が良かったので楽しく観れました。
『キューポラのある街』で、吉永小百合が大スターの座を駆け上がる前の作品。
更には、浜田光夫とは『愛と死をみつめて』の3年前。

劇場鑑賞 ラピュタ阿佐ヶ谷 日時不明