デニーロ・アプローチで有名な作品。
ボクサーという孤高の存在と男という生き物の弱さを残酷なまでに現しているのが切なさと同時にちょっと憧れてしまう感があるのも自分が男として現代に生きていくなかでの男としての弱さなのかな。
最後引退して全てを失って冴えないコメディアンとして誰にも注目されなくなっても舞台に上がる前にシャドーボクシングをしてから上がっていく姿が哀しいけど少しカッコいい。
ラストの聖書の一文はこの映画が贖罪の映画という事を表してるのかな?
実際のラモッタは晩年90歳以上まで生きたという事でそれでも幸せだったのだろうか?気になります。