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テシス 次に私が殺されるのadeamのレビュー・感想・評価

テシス 次に私が殺される(1996年製作の映画)
2.5
弱冠23歳のアレハンドロ・アメナーバルがゴヤ賞で主要部門を複数受賞した長編監督デビュー作。
研究論文のために入手したスナッフフィルムの中で知人が殺されていたことから学生が犯人捜しに乗り出す物語です。
監督はまだ学生同然だったにも関わらず粗さが見られず、本国で大ヒットしたというのも頷ける質の高さで、エンタメと作家性を程良くミックスしていたと思います。
事件の謎と恋模様がそれぞれ二転三転していくのは後のアメナーバル作品に通じる要素として興味深かったですが、ひねり過ぎだった感は否めず、もう少しシンプルで良かった気がしました。
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