真世紀

クレージーの大爆発の真世紀のレビュー・感想・評価

クレージーの大爆発(1969年製作の映画)
3.9
秘密組織GIBが銀行地下金庫の三千億円の金塊奪取を計画。女工作員に実行犯を集めさせる。

まず、目をつけたのは金が有り余る謎の男(植木等)。金を儲けるのではなく、スルために競馬場へ行き、それなのにまた増えて帰る(換金する際も「大体でいいから」)。実は○○○○○犯人のこの男を証拠フィルムで脅迫。

以後、ビル建設の現場監督(ハナ肇)や掘削ルート上の歯医者(谷啓)らを仲間に集めての計画が進められるが…。

色々あって最後は月面で歌うクレージー。大川興業の大川総裁が月面で花火で踊るのが夢とその昔、書いていたがその元ネタかしらん。

いしだあゆみの使い方も驚く。掘削の途中、どうしても爆破を行なう必要ができ、そのカモフラージュとしていしだあゆみと大勢のバックダンサーがビル近くの路上で歌い踊る撮影をでっち上げるのである。その途中での花火に紛れて爆破を行なうのだが、「君も出世ができる」を思い出させる路上での群舞がそんな理由で半ば強引に入ってくるのは観ていてあきれるのではなく、逆に快感でしたわ。
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