はる

EAST MEETS WESTのはるのレビュー・感想・評価

EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)
3.2
マカロニ・ウェスタンならぬサムライ・ウエスタン。
西部劇なのに、咸臨丸の勝麟太郎やジョン万次郎から物語が始まりました。

水戸脱藩浪士の上條健吉(真田広之)と忍者の為次郎(竹中直人)が、サンフランシスコで奪われた3000両を取り戻すために大西部を駆けめぐります。
監督は岡本喜八。
リヴォルヴァー対日本刀という前説に惹かれて前半はかなり面白かった。

竹中直人のおふざけが過ぎるから段々と飽きてくるんだけど、ジャケットにあるような真田広之の大立ち回りが見たくて最後まで頑張りました。

残念なことに期待するような彼のサムライ姿は見られなかったんだけど、道中に繰り広げられる一見意味なさそうなドタバタ劇がちゃんと回収されていてホッとしました。そして為次郎のオチが面白かった。
あれがなければかなり残念な終わり方になるところだった。

ジョー(真田広之)に剣術を習う少年が『子鹿物語』の男の子みたいでかわいかったです。
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