ショウジ

動物、動物たちのショウジのレビュー・感想・評価

動物、動物たち(1994年製作の映画)
3.5
動物園のドキュメンタリーだと思って観始めて
「草食動物と肉食動物が一緒くたに荷台に乗せられてあんな雑に搬送!?」
と思ったら、博物館用の剥製だった。
動物と昆虫を一緒に展示するアイデアが素敵。
動物たちの修復作業が眺めていて楽しかったし、搬入の時に猿の剥製を抱えた作業員がカメラの前でくるっと回ったのがお茶目だった。
剥製を移動させる時の音が動物の鳴き声に聴こえる演出がユーモラス。
この博物館に限らず、どこかの博物館に行きたくなるドキュメンタリーだった。
フィリベール作品はどれを観ても人と人が議論している様子が収められていて、フランス人って討論好きなんだな…とつくづく思った。あと早口だからか喧嘩してるように見えるんだよな…

本編が短いので、欲を言えば『パリ・ルーヴル美術館の秘密』のくらいの長さで観ていたかったかな。
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