ザウルス

ゴジラ対ヘドラのザウルスのレビュー・感想・評価

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)
2.7
やっと観れたヘドラ戦。

前作までとは
違うシュールでサイケデリックな作風。
いつものゴジラBGMは無かったような?
その代わり、
環境汚染ソングが何度も流れる。

汚れた海や空の映像から
公害問題のメッセージ性が強かった。
ヘドロの中で泣く赤ちゃんや、
バラバラになったマネキンなど
比喩的な映像もチラホラ。

そしてヘドラガスにより
市民が溶けて白骨化したりと
意外と地獄絵図なシーンもさらっとうつる。

直接人々が被害にあうシーンはシリーズ初なのでは?

子ども向けにシリーズになっていたが、
本作は子ども向けにしてはパンチがある。

ヘドラのデザインはキモくて最高。
工場の煙突に絡まりながら
黒煙を吸い込んでるシーンとかも。
ゴジラとの戦闘シーンがたっぷり。

前作までと作風が違うから賛否両論だと思うが本作のファンがいるのも納得できる。

個人に初代以降で1番良かった。

ただ、ゴジラBGMがなく、
テンションがあがらず仕舞いで眠くなってしまった。

ラストは人間の作った兵器?を
使ってゴジラがヘドラを倒すシーンがあり
人間とゴジラ初のコラボが良かった。

本作のゴジラは完全に
自然の保護者であり
ヒーローな立ち位置になっている。
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