アンナ

7つの贈り物のアンナのレビュー・感想・評価

7つの贈り物(2008年製作の映画)
3.4
終始一貫して非常に独善的なストーリーなので人は選ぶかも。

ただ、全体的な構成と演出は突出してはいないものの秀逸で、俳優陣の演技がそこに乗ってくるので否応なしに感動はさせられた。
オチは途中からほぼ予想つく。話自体もかなり荒唐無稽で、ある程度切り離して観ないと興醒めするかも。
時折挿入される不協和音混じりの優しく美しいピアノの旋律はズルい!

エミリーが結構最初から初対面の怪しい(けどどことなく信頼してしまう)主人公の男に対してグイグイ行くので大丈夫そ?と思ったんだけど、あれもまたもうすぐ死ぬ者の半ば諦め混じりのワガママや大胆さとして観ると、なかなか心にくるものがある。

ま、映画は映画なのでめんどいことは置いておいて…ができる人にはお勧めできる。
アンナ

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