このレビューはネタバレを含みます
天本英世がぶっ飛んだお芝居する話。
ヘロインの中毒性の恐ろしさを描いた話。
麻薬の密売人が連続して殺されるという事件を発端にそれを追いかける刑事さんと麻薬取締官が潜入捜査をしていて殺し屋であり麻薬中毒の男と組んでいて、彼に友情を感じてしまっていて…。
麻薬というものが人間をいかに破滅させていくのかがわかる映画で麻薬撲滅キャンペーンとかでこの映画を上映すれば効果大だと思いました。
なんといっても麻薬中毒の天本英世さんのお芝居が物凄くてまさに怪演でこの映画のほとんどの印象を持って行ってしまいました。
ただお話のほうは淡泊だし最初は密売人殺人を追いかける刑事さんという流れだったのが途中から潜入捜査する取締官と殺し屋の流れがメインになるという2部構成的な展開もそんなに盛り上がらず、分断されてしまう印象を受けてしまう映画でした。