よつ

赤ちゃん教育のよつのレビュー・感想・評価

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)
4.5
ヒロインが動けば必ず何か壊れる。
ここまでヒロインが全てをしっちゃかめっちゃかにしていく映画、見たことなかった。何重にも勘違いや問題が重なっていくのに解決に向かわないのが見てて怖い。ソワソワする。
冒頭のヒロインのドレスが裂けてることに気づいて必死にフォローする主人公が面白かっこよかった。浅い川だから大丈夫!って言って飛び込んだら案の定深かったシーン、笑った。

登場人物に状況説明がうまくできる人が一人もいないのが更に拍車をかける。ソワソワする。
というかここまでくると、噛み合わない会話を意図的に作れるのがすごいと思った。色々めんどくさくなって投げ出したくなる会話ってあるよね〜と思いながら見てた。

4年かけた恐竜模型を潰されて終わる投げやり感と徹底的に破壊していく感じが好きだった。
まぁ、もう、いっか!ってなる主人公も良かった。
よつ

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