怒髪猫なんじゃった

陸軍中野学校の怒髪猫なんじゃったのレビュー・感想・評価

陸軍中野学校(1966年製作の映画)
3.8
当時(昭和12年頃〜)東京都中野区に実在した陸軍の学校『陸軍中野学校』の🎬です・・諜報等の情報機関即ちスパイ養成機関として職業軍人将校では無く名門と云われた一般大学出身の頭脳心身共に有力な若者たちを選抜して入学させたものであった。


映画はモノクロ映像です・・有名監督や俳優たちを排出した今は無き『大映』映画作品です。


主演は『眠狂四郎』seriesが鮮烈な若くして亡くなってしまった市川雷蔵です。


カラー作品では無くモノクロ映像だから余計に緊迫感等が迫ります。
『陸軍中野学校』は陸軍内では極秘事項なのに映像から見るとかなりオープン感がしてちょっと違和感ありだった。
流石に市川雷蔵はニヒル感があり配役ドンピシャでした・・他の俳優だったらここまでのseries化は出来なかったでしょう。


ストーリーについては養成学校シーンなんかでは内容が戦時モノだから辛いものがありますが・・スパイ活動シーンは映画的にサスペンス感ありで面白かった。


DVD付録の予告篇を観ましたが・・本篇とは全然違うシーンだったりで笑ってしまった。