1950年代の作品、こんなに面白いものがあったのかと恥ずかしながら初めて知った。。
中米のベネズエラ。マリオたち4人の荒くれ者は、500km先の油田火災現場に大量のニトログリセリンを運ぶ仕事を請け負った。僅かな振動でも大爆発を起こす膨大な量のニトログリセリンをトラックで輸送する。
運ぶ前の前半はちょっと長い感じだったが、こんな仕事を請けざるを得ない(というか一攫千金狙いで喜んでやろうとしていた)男たちの背景を描いていたのだろう。
舗装されていない道路、腐った木でできた足場、道を塞ぐ巨大な落石、石油の沼など、目の前に現れる障害を回避していく展開が楽しい。
最年長のジョー、無理矢理加わったのに歳とっていて使えない、という苛立ちもあったのに、最後はさすがの知恵で仲間を救った。経験は大きい。
マリオの帰りを待って酒場で踊る人々と帰路を蛇行運転するマリオ。
そんな・・!という衝撃のラストに、油断の恐ろしさと仲間の大事さを感じたのだった。