極黒の女子中学生

踊るニュウ・ヨークの極黒の女子中学生のレビュー・感想・評価

踊るニュウ・ヨーク(1940年製作の映画)
4.7
ジョージ・マーフィとアステアの友情物語。アステアの演じたキャラで1番すきかも。

前半は曲芸師を使ったコメディ映画寄りだったが、後半のパウエルとのロマンスが進展してからは純ミュージカル映画として変容する。
アステアのダンスで5本の指に入るであろう「Bigin the Beguine」は言わずもがな、序盤の「All Ashore」でヤラレタ。パウエルがマストから降りてくるとこ死ぬほど好き。脚技も冴えまくり。船員全員と交互に踊るとことか…あまりに良いとこが多すぎて語りきれない。
「I've Got My Eyes on You」で舞台セットを満遍なく遊び倒すアステアがすごい。イースターパレードで披露した「Drum crazy」の片鱗が垣間見える。
「Jukebox Dance 」の軽快なダンスと、白と黒を基調としたレビュー「I Concentrate on You」も超絶。

ラストの3人のダンスは涙なしでは見れないが…音楽とダンスがちぐはぐなのが少し残念。酔ったフリして恋を後押しするくだりが最高だっただけに惜しい