志麻凛

バンテージ・ポイントの志麻凛のレビュー・感想・評価

バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)
4.2
1つの事件を多角的に見る作品


~所感~
・個人的に好きな作品、1人の目線が他の人の目線に繋がる。それが合わさって壮大なストーリーとなる。普段テレビなどで小さなニュースから大きなニュースまである。その1つ1つに沢山の人が関わっている、それが今作のように繋がったりはしなくても。それでも1人1人にストーリーがある。私が中学生時代に道徳の授業で「1人1人が主人公だ!」と担任の先生から教わりました。まさしくそうで、各々の視点で世界は変わる、見方も変わる、そんな事を今作を鑑賞していて思いました

・それはそうと、大統領暗殺という事件を多角的に見ることで視聴してる側を画面へと集中させる作用がありました。私自身、テロ前に戻るシーンになった途端、「えっ〜」となり、早くどうなるか知りたい、と言うのを何回も繰り返しました。そして次の視点に移った時に「あの時のやつは、これだったのね」という感情になり、鳥肌が立ちました。さり気ない言動や行動でさえ、誰かの視点に繋がる、これは凄い

・ハワードがかっこよかったな、ノアを必死に守ろうとする姿に感化しました。例え血が繋がってなくても他人を守ろうとする姿に尊敬の意を持ちました。流石です。今回は以上

~最後に~
この話の脚本がとても良かった
90分という時間があっという間でした
志麻凛

志麻凛