このレビューはネタバレを含みます
仕事優先の人生で家族をないがしろにしていた弁護士の主人公が、事故に遭って昏睡状態になった妻が不倫していたことを知り、子どもとの絆を修復しようとしたり、不倫相手に会おうとしたりともがき苦しむ様を描く。
アレクサンダー・ペイン監督は心情を掘り下げる脚本がよく評価されているイメージだけど、今作もなかなかに主人公の複雑な心境を描いているなと。
ああいう状況になっても奥さんの不倫が許せないものなのかなぁ。
不倫相手が奥さんに会いに来ないで、不倫相手の奥さんが会いにくるっていうのも何だかなぁって。主人公含め男達が微妙なキャラクターばかりなのが特徴的だな。
最初は何だこいつって思ってた娘の友達が、最後らへんは少し良い奴なんじゃないのっていうのが絶妙。
仕事ばっかりで家庭を顧みない父親にジョージ・クルーニーってピッタリの配役だなと思ったし、まだまだティーンのイメージだったシャイリーン・ウッドリーの娘もなかなか良い。