ナゼルの夜会

競輪上人行状記のナゼルの夜会のレビュー・感想・評価

競輪上人行状記(1963年製作の映画)
4.0
22.02.05 シネマヴェーラ渋谷

(日記から)
今日観た映画は、ラスト(オチ)にしてもギャグみたいに受け取れなくもないが、テーマは人間の弱さだろう。いろいろ考えさせられ一筋縄ではいかない変な映画だった。
シネマヴェーラの「渡辺美佐子特集」の1本で取り上げられた映画だったが、彼女が出てくるのは後半も後半。それも時間はたった10分かそこら。にもかかわらず強烈なインパクトを残した。
だが、やはりなんといっても主役の小沢昭一が素晴らしかった。正直なところ、この人を見くびっていた。森繁の足元にも及ばない俳優と。でもそんなことはぜんぜんなかった。