ボクシング漫画の金字塔。
当時の男の子は皆んな矢吹丈に憧れて夕方のTVアニメを見終わった瞬間にシャドーボクシングを始めるのだった笑。
彼のヴィジュアルは勿論の事、
あおい輝彦による彼の声!世の中にこんなカッコイイ声が存在するのかと子供心に感動したものだ。
そして宿命のライバル、力石徹。
ボクシングには過酷な減量や体重別に階級がある事など彼が教えてくれた。
何より人間の強さと弱さと優しさを教えてくれた。
矢吹vs 力石戦。命を削り合うこの一戦がタイトルマッチじゃないところがシブい。
おぼたけしの唄う主題歌「美しさ狼たち」。男の子は皆んなこの唄の歌詞に感銘を受け、壮絶な戦いを盛り上げるメロディーと唄声に心を震わせる。
随分と大人になった今、確かに想う。
男なら闘う時が来る。