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プロヴァンスの贈りもののadeamのレビュー・感想・評価

プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)
2.0
リドリー・スコットが大規模予算の大作の合間に撮った南仏が舞台のロマンス。
イギリス人のトレーダーの男がプロヴァンスのワイン農家だったおじの訃報を聞き、遺産の農場を売り飛ばすつもりで訪れるも、現地の人々との出会いの中でかつての思い出が蘇り心変わりしていく様を描く物語です。
監督を考えると驚くほど軽くコミカルなタッチで、これくらいの普通の良い話なら片手間でも撮れてしまう巨匠の守備範囲の広さを見せつけられた気分でした。
過去も現在も描かれるエピソードがあまりにもベタで恥ずかしくなる場面も少なくなかったですが、それを名の知れたキャストたちが演じているのが貴重に感じましたし、何より監督含めたリラックスした雰囲気が微笑ましかったです。
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