【標準的な出来の映画】
リドリー・スコット監督作品。
ロンドンで違法すれすれの辣腕ディーラーとして活躍している男(ラッセル・クロウ)。彼は少年時代にフランスはプロヴァンスの叔父のところで楽しい時間を過ごした貴重な記憶を持っていた。
その叔父が亡くなり、近親者である主人公に叔父のブドウ園が遺産として残された。しかし大人になった今の彼はカネにしか興味がなく、ブドウ園を売り飛ばそうと考えつつ久しぶりにプロヴァンスに向かうのだが・・・。
仕事一筋の男が異なった価値観にめざめていくという、まあお定まりの筋書きだが、悪くない映画ではある。
ただ、もう少し緊密な構成があれば、傑作になっていただろうに、脚本がゆるめなのが惜しい。
準ヒロインとして登場するアビー・コーニッシュが私好みの美人。