ゼロ

127時間のゼロのレビュー・感想・評価

127時間(2010年製作の映画)
3.0
登山家のアーロン・リー・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』(Between a Rock and a Hard Place)を映画化したものです。

127時間。この時間は何の時間かと言われると、アーロン・ラルストン(主役)がサン・ラファエル・スウェル地域のキャニオニング中に岩に挟まれる事故に遭い、脱出するまでの時間です。

結末は決まっていて、場面展開も少なく、アーロンの独り言が中心となっています。絶望的な状況に、人はどんな風に挑み、心を保っていくのかを描いています。

ビデオカメラに状況を報告し、ナイフを使ってあれやこれやとやっていきます。精神的に追い詰められ、錯乱していく。それでも諦めることなく、これまでの人々に感謝し、思考をしていく。ダニー・ボイル監督の演出もあり、飽きることなく、観ることができます。

ここから学ぶべき教訓は、外出する時は言付けをしてからいきましょうということ。そして、人はどんな状況であっても前を向いて生きていけるということです。
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