Maki

突然炎のごとくのMakiのレビュー・感想・評価

突然炎のごとく(1961年製作の映画)
2.5
自由奔放な女性カトリーヌと、親友同士である2人の男性の三角関係を描く(親友同士の名前がジュールとジム。カトリーヌは他にも愛人がいたから四角関係ともいえる)。
.カトリーヌはジュールと結婚して出産するのだけど、その後も“女性”であり続けようとする。ジュールはカトリーヌが自分のそばから離れないように親友ジムとカトリーヌの関係を取り持ち、夫の立場を捨てる覚悟で2人の再婚を促す。これまたすごい発想。
愛する女性と親友のラブラブな様子には嫉妬するが、それでも男同士の友情は絶対的だった。
ラストシーンで、ジュールは妻と親友を失うことになるが、ジュールの表情からは、喪失感と同時に安堵感をも漂っていた。彼は心の平和を取り戻したのかもしれない。
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