ゆうだい

典子は、今のゆうだいのレビュー・感想・評価

典子は、今(1981年製作の映画)
3.1
サリドマイド事件の被害者である典子

映画だからこそ美しく描かれていて、
周りの人物もいい人間が多い。

本人はもちろんのこと、母の苦悩は計り知れない。
奇形児を産み女で一つで育てる。
私の人生は?と自暴自棄になりそうなものだけど、なにが起こっても結局のところは本人の人生なのかとも思う。

愛してやまない三上寛が主題歌を務めていて、先日このサントラのレコードを買ったので観てみた。
もちろん典子とのデュエットも素晴らしいが、ベストテイクは未発表音源集に収録されたライブバージョンが雰囲気抜群で最高

自身の人生に挫けず強く生きる様は勇気をもらえる。
反面、セミドキュメンタリーということもあり、映画としては冗長な箇所も多く、テンポは良くないので面白くはなかった。
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