―――十四郎先生、ヒーハー!!☆
将軍家光は、幕府体制をさらに盤石のものとするため、
何かとウザい外様大名らに対し、あの手この手で御家取り潰しを画策します。
で、今回のターゲットとなっているのが、伊予松山二十万石、蒲生家の世継ぎである若君。6~7歳くらいかな?
そのボディーガードとして雇われたのが、十四郎先生ら4人の浪人。
過去、御公儀によって御家取り潰しの憂き目に遭った者達です。
公儀隠密の甲賀忍者は、既に城内に潜入。
疑わしき者は8人。
その中の一人だけを始末するために、なんと容疑者全員を片っ端からブッタ斬っていく十四郎先生!ヒーハー!!☆
身元不確かな女中が一人…と告げた瞬間に、
「それは俺が調べましょう」
と、透かさず手を挙げる山城“スケヴェイ”新伍。
尼僧が怪しい…となった瞬間に、
「よし、俺が行って事情を調べてきましょう」
と、透かさず手を挙げる山城“スケヴェイ”新伍。
そして案の定、まんまと色仕掛けに落ちるのであります。(笑)
達人同士が技を尽くしてシノギを削る…というより、
どちらかといえば、なりふり構わぬ泥臭い戦い。
特にクライマックスでは、満身創痍でヒーヒーハーハー、
ホーホーのテーで死に物狂いの近衛十四郎先生が素晴らしい。♪
最後はもう歩く事も出来ず、文字通りカラダを引きずって立ち向かいます!☆
ラストは、『七人の侍』っぽい哀愁が漂ってました。
うん、子供は子供らしく、タダもこねてみるものですなぁ、若君。☆