1994年、過激派フツ族によって多数のツチ族と穏健派フツ族が虐殺された「ルワンダ虐殺」を描いた作品。
史実でも有名なルワンダ虐殺。名前は知っていたけど、内容はあまり知らなかったのでこの作品で少し知ることができた。
正確な数字は明らかにされていないけど、犠牲者は100万人近くとも言われてるらしいです。
現在のルワンダでは虐殺の話題は基本的にタブーとされているらしいですね。
ルワンダに限らず、日本でも他の国でもまたネットの世界も“差別”による争いは大小あれど、日常的に起こってるから人は本能的には差別する生き物なのかもしれない。
それにしても、民族の違いでこれだけ大勢の人が殺されてしまうのはとても悲しいことですね……。
映画としては、主演のドン・チードルの演技が光ってました。苦しい状況に置かれながらもホテルの支配人としての務めをしっかり果たし、家族を守るために全力を尽くす。そんな勇敢な姿を見事に演じたドン・チードルに感服しましたね。
同じ題材で「ルワンダの涙」という作品があるので今度それも鑑賞してみたい。そして本作と見比べてみたいと思いました。