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ダウト 〜あるカトリック学校で〜のmomのレビュー・感想・評価

3.5
始めの数分で、あたしの苦手な展開が予想できて、観るのをやめたくなった。

エイミー・アダムスの、『魔法にかけられて』のジゼルがそのままシスターになったような無垢な人柄に対し、メリル・ストリープの『プラダを着た悪魔』のミランダのような感情の見えない冷徹な眼差しが、これから起こる何かを暗示しているようで、不安な気持ちに駆られる。

地位のある神父や院長など男性はジョークを楽しみながら食事をし、シスターの女性たちは戒律を守り、笑顔のない冷ややかな食事風景なのが、女性は決して上にはなれない男性優位の社会を象徴している。

どの人物も極端で、少しの摩擦で火がおこる。
ドナルドの母親の反応が意外だった。
ヴィオラの迫真の演技は相変わらず凄いけど、毎回鼻水垂らして泣くのやめてほしいw

噂話を羽根に例えた説教が良かった。
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