スギノイチ

南国土佐を後にしてのスギノイチのレビュー・感想・評価

南国土佐を後にして(1959年製作の映画)
3.0
出所した青年を襲うヤクザたちと世間の世知辛さ。
『渡り鳥シリーズ』の原型というにはシビアなストーリーで、後年の無国籍要素は薄い。
小林旭自身がいたるところで自慢している通り、ダイス積みはワンカットで決めていた。

中原早苗は安定の横恋慕枠だが、今回は浅丘ルリ子と南田洋子の2人を相手取っているため、いつも以上に張り切って横恋慕している。
斎藤武市の過去作『白い夏』で青山恭二を籠絡した「抱いて!」攻撃も小林旭には通用せず。
だからといって、腹いせに小林旭の職場に怪電話をかけて失職させるのはおいたがすぎる。
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