雨宮はな

恋の手ほどきの雨宮はなのレビュー・感想・評価

恋の手ほどき(1958年製作の映画)
2.0
時代と土地で仕方ないのだろうけど、「恋のてほどき」ではなく「裕福な男と結婚するためのてほどき」って感じ。
原題「GIGI(ヒロインの名前)」だけど、言うほど彼女を描いてもいない。

おっさんが右も左もわからない、女の子から女性になるくらいの人を所有欲と支配欲と独占欲で手籠めにしてしまう話。
ジジはジジで、ただ貴族社会に向いてないお転婆というだけ、だからといって庶民のなかでは浮くんだろうなという感じ。

曲もダンスも印象に残るものはなく、歌うシーンはおっさんとじーさんだけばかりのに驚いた。
ヒロインの女優さんは下手なのかな?と勘ぐってしまった。
見ごたえがあるのは衣装と背景。

最後にジジが結局つまらない貴族夫人になってしまったのにがっかりしたし、主人公は求めてたものと違うじゃんってつっこみたくなった。
雨宮はな

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