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恋の手ほどきのkojikojiのレビュー・感想・評価

恋の手ほどき(1958年製作の映画)
3.6
第31回アカデミー賞作品賞他9部門受賞

レスリー・キャロンも27歳になっている。小柄だから少女の面影はあるが、少しだけ役に無理がある。もう少し若い時(せめて22~23歳ぐらい)にとってほしかった。もちろん、大人の服装になった時はピッタリ似合って素敵だった。

マイ・フェア・レディーの別バージョンというイメージだが全てにおいて落ちる。

ストーリーで少し心が動いたのはホノール・ラシュイユが小さい頃から世話してきたGiGiが、いつのまにか少女から大人になり、自分が恋していることに気づいた時。

陽水「いつの間にか少女は」のパターン。この恋はいい。

アカデミー賞はキャストには与えられていない。衣装とか、撮影デザイン、美術などだ。
わかる気がする。

ミュージカル・コメディということだが、歌はあったものの、ダンスが少なすぎた。
ミュージカルは決定的ヒット曲が欲しい。私はこの映画のヒット曲を知らない。

レスリー・キャロンにもう少し踊ってほしかった。共演のモーリス・シュヴァリエが踊れないのか、残念だった。

1958年 監督はヴィンセント・ミネリ
脚本はアラン・ジェイ・ラーナー、ニーヴン・ブッシュ「巴里のアメリカ人」のコンビ
原題はジャケ写通り「GiGi」

2023.01.04視聴7
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