びーち

恋の手ほどきのびーちのレビュー・感想・評価

恋の手ほどき(1958年製作の映画)
3.5
19世紀のパリを舞台に、社交界における立ち居振る舞い方を、叔母から叩き込まれた少女の成長譚と恋愛物語を描いたミュージカル。今の目で見ると、無邪気で奔放なままの、そのままの彼女のほうが良いと思うのだが。MGMミュージカル後期の作品で、モーリス・シュヴァリエやルイ・ジュールダンなど、今お目にかかれないタイプの俳優がとてもいい。やはり、この時代にしか作れない映画なのだろう。こういうアーカイブは貴重である。ジジ演じるレスリー・キャロンが広瀬すずみたいだ。
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