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白夜の時を越えてのTaTのレビュー・感想・評価

白夜の時を越えて(1998年製作の映画)
4.0
母親と二人の娘の愛憎劇。現在をモノクロで、追憶をカラーで描いてます(この辺もどことなくタルコフスキー風)。

ほの暗いカラーで描かれる追憶と娘の成長の日々。サーカスのシーンは幻想的でした。簡単に男に身体を許す母への軽蔑、サーカスという生きるための道化を辞め、醜さをさらけ出すようになった母との決別。常にもの悲しさが隣にあるメランコリーな過去と、そんな過去を振り返りながら静かに進んでく現在との対比が良い。
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