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別離のzaokaのレビュー・感想・評価

別離(2011年製作の映画)
3.9
【秀逸なイランのドラマ】

初のイラン映画。
ず不穏な緊迫感があってかなり楽しめた!😊
ファルハディは海外では有名な監督らしい。

(あらすじ)
海外移住をする、しない、、離婚訴訟からSTART
妻が出て行って介護ヘルパーを頼んだある日
家に帰ると、介護されている父が
ベッドに縛られて放置されていた。
激怒した主人公は、介護ヘルパーの女性を家から追い出すが、
押したはずみで階段から落ちて、病院に運ばれた結果、、💦

何がホントで、何がウソか?、誰が悪いのか?
どんどんこじれて深みにハマっていく人たち、、
法廷劇と激動のドラマ行く末は?・・
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あり得る話を、こんなぬに緊迫感のあるドラマに仕上げているのは凄い❗️👏
歯車が狂った時の言動で人はこうなってしまうのかも、😓

そして大人都合で、つらい思いをするのは子供たち😭
なぜ大人は、守るべき本質を理解して動けないのだろうか❓💦


イランの宗教文化や経済状況(日本との違い)も実感した。
(ウソに対する考え方、良心とかも、、
 ※ネタバレ参照)
弁護士なしで自由に主張して、判事が決める裁判(事前協議かな?、マジって思うがw)も興味深かった。

余韻を残すラストも良かったと思う!
テルメーにとってはどう転んでもね、、😓

オススメ出来る一作。


<※宅配レンタルにて鑑賞>

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※ネタバレ注意(追記)

問題が起こった時、人間の本性が出ちゃうよなー😅
(みんな極悪人ではないんだけど、、すぐ怒ったり、決めつけたり、焦ったり、エゴを出すのは問題だね)

お金は、新聞を買いに行った父が持っていっただけだろうね。
ラジエーは、不注意としても、父を助けに行って撥ねられたんだから、そのお見舞金は出してあげられるといいな。。


雑記)
大昔、遠藤周作の「沈黙」「イエスの生涯」でも感じたけど、
海外(信仰の強い国/人)には、ウソをついてはいけない思考/良心があって(神様が全てを見ている)、

日本人(や信仰心の強くない人)とは大きな文化・根底思想の違いがあるなーってあらためて感じた。
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