とてもいい映画だった。
人生ってこういうことの連続だよね。
運もあるし、どこで道が逸れるかはわからない。タイミングは測ることが出来ない。予感はすることができる。
常に仕事、時間と忙しない主人公だったのが時間もわからない無人島へ飛ばされる皮肉も良い。
無人島に持っていくべきものは重要な時に持っていけないものだね。
ウィルソンとの別れも泣いた。
いい描写だった。
ずっとずっと彼女のことを思ってウィルソンと凌いで居たのも本当にいい描写だった。
無人島のサバイバルシーン好きだけど、後半はもう心が苦しくて苦しくて仕方がなかった。
形は違えど、どうしようもないことは沢山あって、たとえどんな境遇に遭ってきても、何度も苦しい思いをするんだろう。
でもきっとまた違う道が広がって行ったり。その繰り返し。人生。
羽根のマークの荷物、よく分かんなかったからよく見てなかった冒頭を観直したら、最初と最後がちゃんと繋がってて面白い。
なんで羽根の荷物だけを最後まで開けなかったのだろうと思ったけど、毎回のように夫の荷物に羽根を描いていたもの。お守りのようだったのかな。或いは、毎回手描きで羽根の色も気分によって違う感じだったようだから気になっていて、機会があればどういう意味なのか聞いてみたかったから、最後まで開けずに居たのかな。それとも象徴的なことかな。羽根は自由の象徴。
わたしなら開けるけど笑
最後に出てきた彼女は出張先で女と不倫していた夫と別れたようだから、これからはそっちの道に行くのだろう。
彼女自身が天使だったのいうのがまたロマンチック。
苦しんだ分だけとても幸せになって欲しい。