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エル・シドのLEOのレビュー・感想・評価

エル・シド(1961年製作の映画)
3.5
11世紀後半のレコンキスタで活躍した、カスティーリャ王国の貴族エル・シドの生涯を描いた作品で、50年代~60年代のハリウッドのお家芸とも言える歴史スペクタクルの名作のうちの一本を、またまたBSで鑑賞。

主演のチャールトン・ヘストンは本作の他に、「十戒」や「ベン・ハー」など本作を含む今も語り継がれる名作歴史英雄譚のほか、「大地震」「ハイジャック」とかのパニックアクション、更には「猿の惑星」などのSFにも幅広く出演しているけど、見るたびにイメージが違う。
後に監督とか製作とかにも進出してるし、凄い才能だなぁと思う。

一方ヒロインのソフィア・ローレン。
「クオ・ヴァディス」の時も思ったけど、相変わらず美しい!
しかも顔が小さくて首が長くて、飛んでいきそうなくらいバストがデカイしウエストは極端に細い。更に良い感じにヒップが大きく、足も長くてふくらはぎと足首は細い。
サイボーグですか?😓

さて本作、制作は1961年。
CGなんかある訳ないこの時代に、大セットでの超大人数での渾身ロケは迫力満点。
特にラストのバレンシア攻略戦は圧巻です。

しかしストーリーはと言うと、前半はまだ良いものの後半は展開が早過ぎたり唐突だったりで、「え、いつの間にこんなに時代が進んでんの!?いきなり顔に傷ができてるけど、そのエピソードとか無し!?」って感じでかなり残念。
正直飽きた。
でもそれでも3時間越えてるんだから、ちゃんとエピソードを描いたらどれだけの長さになるのかと思うとちょっとゾッとする。

しかし約1000年前から語り継がれている、宗教の対立を乗り越えて平和をもたらそうと尽力した伝説の男の話だからそれくらい必要なのかも。
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