まさなつ

エル・シドのまさなつのレビュー・感想・評価

エル・シド(1961年製作の映画)
3.4
チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレンという、アメリカとイタリアを代表する超大型カップルによるスペインを舞台にした恋話。

時は1080年頃。スペインでは、キリスト教徒とイスラムのボーア人が争っていた最中。

1950年代から60年代には、こういうスペクタクルな大型史劇が結構作られてましたね。代表作は「ベン・ハー」でしょうか。CGない時代なので、人も馬もとにかく物量ですね。戦闘シーンが見せ場になっていて、上映時間が長い。

ただ、この作品3時間もあるのに飛び飛びで繋がりが悪いのか、見せ場は多いのに盛り上がっていかない。監督のアンソニー・マンは、「スパルタカス」という映画の監督だったのにカーク・ダグラスが気に入らなくて降板させ、代わりにキューブリックを連れて来たという話がありますが、この作品観て何となく分かる気がしました。でも、キューブリックもあの作品は自分の監督作品とは認めてないし、、^^;

それはともかく、少し不満はありますが、それでもスペクタルな見せ場はやっぱり凄いですし、ラストはやっぱり英雄伝説らしくて良かったです^_^
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