またしてもなんの根拠もなくまったくの勝手な思い込みから、中盤くらいまでサスペンスモノだと思って観てたのですが、思いの外こっ恥ずかしいくらいにドストレートなラブ・ストーリーでした。
とにかく最後の最後まで、届け。と祈りながらのめり込んで観ておりました。
ノートの最後のページを朗読するところは、直前の会話も相まって、ほら、ちゃんとあのひとは幸せだったよ。だから今度は私を幸せにしなさいよ。という香恵ちゃんの宣戦布告のように思えたのは…エリカ様補正が過ぎるか。
でもそういうの嫌いじゃない。
だって、あきらめなければ、想いはいつか届くんですもんね。
あまりにもこすられすぎて、今さら真顔でのたまうにも憚られるこの世でいちばんシンプルな真理だとは思う。思いたいのですが、だからこその、言うは易し行うは難しなのでしょうか。
そう思っているのは、自分だけじゃないわけですし。
画の色がいい。流れがいい。ゆったり感がいい。
もっと早くに観ておけばよかったなあ。←サスペンスだと思ってたからな。