アルフレッド・ヒッチコック監督のサイコスリラー。1945年のモノクロ映画です。
角川武蔵野ミュージアムでダリ展を見てきたので、見てみました。
この作品は夢のシーンをダリが協力していて、歪んた輪とか目がついたカーテンを切り裂くとか、ダリらしい映像が楽しめます。
音楽はこの作品でアカデミー賞を受賞したミクロスローザ。
ベン・ハーでも受賞してる人だけに、かなり荘厳な雰囲気で主演のバーグマンの美しさを引き立てています。
ストーリーは記憶喪失で犯罪者かもしれない男と、彼の心理を解き明かして彼の無実を証明したい精神科医のラブストーリー。
昔は、記憶を失った男とか、二重人格の男とかよく題材になっていた気がするけど、今よりオブラートに包んであるから、気楽に見れます。
ただし、今回の主演がグレゴリーペックだから、まあまあ安心して見れたけど、ノーマンベイツみたいな奴なら、もっとハラハラしたでしょう。
バーグマンは近眼の眼鏡女子でマニアにはたまらないのか?
がっしりした体にスーツがお似合いです。
もう80年くらい前の作品だから、いろいろ古めかしくて、たまに眠くなったけど、ダリも使った芸術的な映像や音楽、オーラ漂う美男美女を堪能できました。
ヒッチコックらしい、ちょっとしたユーモアや「志村、後ろ!後ろ!」的なハラハラ感も良かったです。
昔は普通のスーツみたいな格好でスキーしてたみたい。やはり欧米の方は寒さに強い。