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月光の夏のqpのレビュー・感想・評価

月光の夏(1993年製作の映画)
2.5
 戦時中に上野がいる小学校に寄った特攻隊員がピアノを演奏しました。ピアノの廃棄の話になった際に上野がそれを説明すると、話は大きくなり、その特攻隊を探すことになります。

 初めの上野の話が貴重であり、一瞬でそれが終わってしまい驚いてしまいました。それ以降は淡々と特攻隊員の真実をマスコミや上野の言葉に賛同した元特攻隊員関係者が切り開いていきます。映画としての面白味はありません。ストーリーも演技も物足りなさがあります。

 特攻隊員の様子を少しでも分かることができたのがよかったです。風間が名乗り出ることができなかった気持ちは分からなくもないですが、やはり理解には及びませんでした。ただ、彼の心を動かしたのは上田の誠意でしたね。マスメディアのように強引に行くよりも、きちんと悪気のなかった意図を伝えることの重要性を感じました。
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