Fitzcarraldo

リオ・ロボのFitzcarraldoのレビュー・感想・評価

リオ・ロボ(1970年製作の映画)
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Howard Hawks監督の遺作。

オープニングタイトルバック
クラシックギターの弦のドアップから始まる。ギターの穴の中側からの視点はあまり見たことがなく新鮮でおもしろい。

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DON RECORD

いまやタイトルデザインのクレジットも無くなって久しいが…デフォルトのフォントを単に使ってるだけの何のセンスもこだわりもないタイトルバックはやめてほしい。


冒頭から説明台詞で見てられない。

蒸気機関と貨物車両を切り離したけど、これ動力なしでどうやって動いてんの?坂道だから?そんな下り坂には見えないんだけど…

状況を説明するための台詞を言っているからということもあるが、いちいち芝居が大きくて…見てられない。


南軍に捕まるマッチョの北軍大佐マクナリーを演じるJohn Wayne。南軍の案内役を任せられるのだが…
そもそも南軍による金貨強奪は用意周到に計画されてたように見受けられるのだが…逃走経路は考えてなかったの?

金貨を強奪するのだから北軍に追われることも予想の範囲内では?
それなのに偶発的に捕まえた北軍大佐に道案内させるのもどうなんだろう?GPSもないこの時代に、捕虜となった男が同じ北軍が今どんな動きしてるか分からわけないだろうに…

マクナリー大佐
「そうさ。北に向かってる。南には北軍が多い。遠回りでも避ける方が賢い。私を信じればだが…」

その1分後…

北軍の騎兵隊の野営地にぶつかる。

マクナリー大佐
「昨日は30キロ先にいた…」

南軍
「行けそうか?どうだ?」

マクナリー大佐
「真横を通るしかない」

ええぇぇ?なんで?なんでそうなるの?

「遠回りでも避ける方が賢い」と1分前に発言してた男が、「真横を通るしかない」と言い切ってしまう…この矛盾。

そして南軍の奴らは誰もツッコミを入れないという不思議さ…

南軍
「馬を静かに。手で引いてもいい」

と真横を通る案を鵜呑みにする南軍。
なんでよ?そこは遠回りするところでしょ?なぜ真横を通らなきゃいけないのか全く理由がない!さらに…

マクナリー大佐
「これじゃ手が使えん」

と大佐の両手を縛っていた紐を…言われるがまま解いてあげる心優しい南軍。

なんで?馬鹿なの?この先は見なくても展開分かるんだけど…

はぁ…やっぱし…もう限界。
こんなのがあと90分も続くかと思うと馬鹿馬鹿しくて見てられない。

ここでリタイヤ…
Fitzcarraldo

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