内田けんじ脚本・監督のコメディ映画を再鑑賞。
法外な報酬で仕事を請け負う凄腕の殺し屋「コンドウ」こと山崎信一郎は、仕事を遂行した際に僅かな返り血を受け、目に止まった浴場へと車を走らせる。
三文役者桜井武史は人生に行き詰まって自殺を図るが失敗し、おもむろに開けた財布に銭湯のタダ券を発見する。
桜井は出掛けた銭湯で山崎が足を滑らせ失神すると、桜井はそれに乗じてロッカーの鍵をすり替える。山崎は意識不明で病院に搬送されるが、頭を打ったショックで記憶を無くしており、所持品から自分を「桜井武史」だと思い込んでいた・・・。
［キャスト］
桜井武史：堺雅人
コンドウ / 山崎信一郎：香川照之
水嶋香苗：広末涼子
荒川良々、森口瑤子、小山田サユリ、木野花、小野武彦など。
韓国映画「LUCK-KEYラッキー」はかなりパンチが効いていて面白いですが、元祖も地味に面白いですね。
堺雅人の殺し屋になりきって頑張っている演技が応援したくなりますし、咄嗟に香川照之に嘘をつく所なんかも、クスッと笑いを誘います。最後の仕事をやり切った時に放ったセリフなんかまさに堺雅人です。
香川照之は、記憶が無い中で几帳面にノートにまとめている字が綺麗だなあと思いながら観ていました。あそこまでとは言わないまでも、見習いたいものです。
広末涼子は、変わり者の役柄ですが、あなただったら結婚したい人はいますと、まさにその通りと代弁してくれました。
荒川良々一味は、堺雅人に終始翻弄される情けない役どころですが、なんか憎めないです。
胸キュンが日本らしい演出だなと感じる作品でした。
