Adele

監獄ロックのAdeleのレビュー・感想・評価

監獄ロック(1957年製作の映画)
1.0
何て単純なストーリーなんだ!
でも、エルヴィスの魅力であれよあれよとラストまで観てしまった

エルヴィス演じるヴィンスはお世辞でも教養や礼儀という言葉を知らない単純細胞の若者
そんな単純細胞の若者はバーで絡まれた男をうっかりあれしてしまい、刑務所へ
そこでハンクというカントリー歌手だったという男と出会う
そこからのサクセスストーリー

まぁ、あらゆる場面でツッコミどころ満載なんだけど正直、最初は垢抜けない感じのエルヴィスが段々とかっこよく見えてくるから不思議なことよ

ペギーに対して『嫌いになんてさせないぜ』なんてキザなセリフ笑ってしまったが、エルヴィスだからこそ許せるセリフだ

単純細胞の若者が成功したら天狗になるのは当たり前だが、わたしからしたらハンクも人のこと言えない部分あるよね?
確かに刑務所内でギターや音楽について教えたのはハンクだけどヴィンスは元々、才能があったってことだし、そのヴィンスに嫉妬してファンレター隠すのも大人がないなぁと
なんやかんや文句つけながら、ヴィンスの元で働かせてもらってるし、ラストのあれ何?
当時の男性って相手を殴ってなんぼだったの?
理解不可能…

エルヴィス演じたヴィンスも単純細胞だったけれど映画自体もなかなかの単純細胞かと…
しかし、やはりエルヴィスの『Jailhouse Rock』は完全にカッコいい!!!

それプラス、ラスト近く、プールパーティでエルヴィス特有の足や全身を震わせてのダンスや歌い方は今見ても最高にかっこいいなぁ
現代の男性ソロアーティストであそこまでかっこよく、魅了する人はなかなかいないと思う
そう思うとエルヴィスは本当にスターだったんだなと思わせる作品でした
Adele

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